「上着を着なさい」と言わずに子ども自身に選ばせると決断力が育つ

寒いから上着を着せたい親心がお節介に?子どもに体感させてみよう

“子どもは風の子”と言いますが、薄着で外に飛び出していく子どもを風邪でもひくのでは、と心配になることもあるのではないでしょうか。出かけようとする我が子に向かって「上着着ていきなさい!」と声をかけることもあるかもしれません。でもちょっと待って。体感温度は人によって違います。お母さんが寒いからと子どもに上着を着せるのはある意味過保護。子どもが寒いと思ったら、自分で上着を着るという選択ができるようにしてあげましょう。

「どうする?」という質問が思考を促す。自分で決める決断力を育む鍵となる

ぜひ「どうする?」と聞いてあげてください。判断がつきかねるようであれば、一度玄関先に出て気温を体感させるのもいいでしょう。子どもが自分で感じて、自分で決めることが大事です。いらないと言うならそれでOK 。結果的に上着を着ればよかったと感じたとしたら、それも大きな学びです。こういった小さな決断の積み重ねが子どもの決断力・判断力を育てていきます。心配はひとまず横において、子どもの決断を促してあげましょう。

つい言いがちな「着なさい/脱ぎなさい」ですが、暑いか寒いかは人それぞれ。思い切って子どもに任せると、案外しっかり考えて決めるんだ!とびっくりするかもしれません。

むらたますみ

ライター歴8年。執筆したコラムは1000本を超える。著作「はなまるママがやっている実践子育て15のヒント」はAmazon電子書籍ランキング3部門1位を獲得。ママコミュニティ【言葉がけ育児】主宰。