ごあいさつ

こんにちは、理事長の竹内エリカです。

私は今まで20年間、教育という世界にたずさわり、約12000名の親子と接してきました。そして私自身も二人の子どもを育てていますが、決して順調だったとは言えませんし、これからも何があるかわかりません。ただ多くの子どもと接してきたからこそ、はっきりと言えることがあります。

それは、子どもは誰もが素晴らしい才能を持っているということ。それは時にお母さんが見つけにくいものだったりするけれど、6歳までに自分で自分の道を切り開く能力さえ身につけておけば、必ず自分の才能は自分で探しだします。

覚悟してください。どんな子も一生いい子でいることはありません。必ず親を困らせることをしでかします。でもそれは子どもが成長しようとしている証拠。どうせ大変な思いをするのなら小さい時ほど有効です。2歳の子がスーパーで商品のお菓子をあけて食べてしまったら親はとんでもなくひやっとしますが、中学生になって万引きをして呼び出されるよりましです。3歳で友達にけがをさせて謝りに行くのは苦痛ですが、高校生になって他人の心や体を傷つけることをすることを考えれば何でもありません。4歳の自己主張で振り回されるのは大変ですが、大人になって自分の意思を持たず、目標を見いだせないでいる我が子を見るよりは、幸せです。

私が出会った子ども達は、様々な問題を起こしたあと、必ず一段たくましくなって元気に成長していきました。6歳まで人と話せず社会生活が難しかった子が、体操に出会いわずか半年で次々に受賞し、主体性を発揮し出したこともあります。4歳ころから多動で乱暴だった子は何年も親を悩ませましたが9歳を過ぎて嘘のように落ち着いて優しい子になり、工作などの分野で数々の賞を受賞し能力を発揮しました。逆に、リーダーシップがあり有能だと思っていた子が引っ越しをきっかけに人と話せなくなった時は、元気な笑顔を取り戻すのには8カ月かかりました。手がかかるくらい自己主張の強かった子が下の兄弟が生まれたとたん無口で泣き虫になり、もとの強さを取り戻すのには1年かかりました。

自信を持って下さい。子どもは学びの力と成長の力さえしっかりと身につければ、必ずたくましく幸せな人生を送ります。幸せな人生とは自分の存在に自信を持ち、自分の生き方を楽しみ、常に学び、成長し続ける人生です。 子どもの才能を開花させるために、本当に必要なもの、それは親の愛情と信頼なのです。 6歳までに学びの力と、成長の力を育てましょう。7つのステップ通して、子どもがたくましく幸せな人生を歩み、子育てを通して親自身も、学び成長し続ける豊かな人生を送るためのきっかけになれれば幸いです。

一般財団法人日本キッズコーチング協会
理事長  竹内 エリカ